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境界知能は治療できるのだろうか。Google検索が劣化してきている件について。個人ブログ検索

投稿日:2023-11-29 更新日:

無限生成AIの問題で、いずれネットが使い物にならなくなるときが来そうだと思っていたら、着々と使い物にならなくなってきている。

賢者はAmazonとヨドバシの二刀流を使い始めているように、もうそろそろGoogleとBingの二刀流を使っていかなくてはならないかもしれない。とにかくGoogleはもう、誰でも知っていること、誰もが話題にしていることしか上の方に出てこなくて、調べ物には不向きだなあと感じる。オリジナリティのある思考に結びつきにくい。

いわゆる意識高い系の「きらびやかな記事」が前面に押し出される。アカデミックなこと、障害などのマイノリティなこと、ネガティブな人間関係の話題となると、そういう美しくない記録にはなかなか辿り着かせてくれないようになった。インターネットとは何なのか。いや、個人的には企業が取り上げているサイトなんかよりも、個人ブログをメインで検索して欲しいなあと思うんだけど。

個人ブログのほうがよっぽど役に立つ生の情報を書いていると思うんだけど、そういう情報をうまくピックアップできない時点で、もはやコードの敗北感ある。。

毎週見ているフジテレビのザ・ノンフィクションで、山本さんちの食卓 ~笑いと涙のサポートハウス~ という回をこの前の日曜に見ました。金沢にあるサポートハウスだそうです。自分は結構テレビ番組からブログ記事のネタを思いつくことも多いので、いよいよこの話しを書く時が来たか、と思いました。

それは「境界知能」についてです。あまり聞き慣れない言葉かもしれないですが、人間同士の社会で生きていくにあたって、ぶっちゃけこの現象からは逃れられない、と感じている人は多いと思います。

自分の小学校からの幼なじみが境界知能なのです。もちろん当時はそんな言葉は無かったですが、今考えると多分そうです。高校生になり俺も彼もバイトを始めるのですが、彼は銀行のATMが操作できないという理由で、現金を直接手渡ししてくれるバイトに絞って探していました。

当時丁度、Windows95だの98だのが発売していた頃で、パソコン嫌いの人が多かったので、まあATMを使えない人も中にはいるのかなあ、くらいに思っていました。

しかし、自分が一番驚いたのは、定期券区間外の電車に一人で乗ることが非常に難しいということでした。一応ガラケーは持っていましたが、かなり使用に四苦八苦していました。そして、携帯料金が払えなくなったとかなんとかで、今では連絡を取るのも不可能な状態です。仮に料金が払えていたとしても、彼がスマホを使っている姿は全く想像できません。

10年以上前に見たどこかのNPOか何かのホームページに書かれていた内容を今でも鮮明に覚えています。その女性代表の人は、サイトにこう書いていました。

「子供の成長、教育には、栄養と愛情。この2つの要素が絶対に欠かせない」と。

上記のサポートハウスの山本さんは、当然俺が見たホームページは知らないですが、この栄養と愛情を実践していました。

なぜこのことをしかと覚えているのかというと、自分が育った環境もこの2つの要素が乏しかったからです。社会人になってお金を稼いで栄養がきちんと採れるようになったら、頭の中が劇的に変わったという実感があります。まあもしかしたらネットとかの影響もあるかもしれないですが。

・前頭葉は最後に成長が完了する脳領域であり、最も新しく進化した部位が最後の最後に成熟する。驚いたことに、20代半ばになってようやく接続が完成するのだ。ロバート・M・サポルスキー。

つまり何が言いたいのかというと、逆に考えれば境界知能は、この2つの要素を十分に満たしさえすれば、治療ができるのではないかということです。治らずとも、かなり一般的なIQまで持っていくことができると思います。

若い頃は栄養の事なんてあまり考えませんし、今はジャンクフードや甘いものが世の中に溢れているので、罠が一杯ですよね。でももし自分の頭が悪いかもしれないと思ったら、栄養素をふんだんに採れる食事に変えてみてください。

「知識時代ポイント」と言う概念を考えてみた。人類は、同じ空間で暮らしているものの、自身が持っている知識量の差で、存在している時代がまちまちであるという思考法。タイムマシン経営とかもこの考えに入ってくるかもしれない。未だに江戸時代に生きている人もいれば、ずっと先の未来に生きている人もいるのだ。そんな人同士がはたして分かり合えるのだろうか。

岡田斗司夫が、境界知能の問題を扱った映画があったとYouTubeで言っていた。イニシェリン島の精霊というやつらしい。見てみたい↓

まあでも結局はどんな人も、アルジャーノンに花束をのチャーリィみたいに、インテリジェンスは曲線を描くのでしょうね。切ないけどしょうがないことですね。人生はSFだ!

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