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ChatGPTの台頭が世界を変える?perplexityなど各種代替AIの性能比較とコンテンツ無限生成の危険性。チャットジピター

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久々の更新ですが、はい今日はすでに皆さんもご存じChatGPTについて満を持して書きます。クローズアップ現代でもおととい取り上げられてましたが、日本のAI研究の第一人者、松尾豊教授が出てまして、ChatGPTの登場まではAIは人間の仕事をサポートするものであるという立場だったようなのですが、これが出てきてついに「仕事を奪うものだ」と考えを転換したそうです。これには自分も全同意。

YouTubeにも動画が溢れまくっているのを見れば分かる通り、これはもう社会をかなり揺るがすレベルの技術的革新なのだ。

グレッグベアのブラッドミュージックという小説のラストが、世の中にある電子機器などの機械が全て使えなくなる世界になって終わったのが自分的にはかなり衝撃だったんだけど、それに近い未来が来ているのではないか。すでにもう始まっているがコンテンツが無限生成されるようになったら、もはや情報自体に価値が無くなってしまうのではないか。

当然Googleは対処を講じるだろうが、結局それはいたちごっこになる気がするし、落合陽一も岡田斗司夫も動画でさらっと言っているが、AIを使ってオフラインのデータへ自由にアクセスできるようになれば、とんでもない情報爆発が起きるはずだ。

女性を家庭から解放せよ(そして労働へと向かわせよう)。男性を労働から解放せよ(そして勉強と実験へと向かわせよう)みたいなことをずっと昔に誰かが言ってて、なるほどなと思った覚えがあります。

そんなこんなで御託はさておき、早速ChatGPT君とやらのお手並み拝見と行きませう。

最近疑問に思った事、春雨はなんで漢字で春の雨と書くのか、ということ。早速ChatGPTにポチポチっとな!

春に作られるから!?

うーん、これでは卵が先か鶏が先かという感じがしてちょっと答えになってませんよねえ。

続いてChatGPT4と同レベルの技術を使っていると言われている新しいBing、BingAIにお尋ねしてみましょう。BingAIはChatGPT3.5の後に出ている超高性能AIなのでこれならきっとすごい回答をくれるはずです。

ん?自分の聞き方が悪かったのかな?もう一度ちゃんと聞いてみよう。

 

春に雨が降るから!?

うーん、ますます謎が謎を呼ぶ感じになってきました。令和のXファイルでしょうか。

ではではその他のAIサービスにも聞いてみる事にします。perplexityというやつに聞いてみましょう。

「麺が細く、半透明で雨粒に似ていることから」。おぉ、なんとなくそれっぽいものが返ってきました。続いてYOUというサービスにも投げます。

見た目が春の雨に似ているから。これは大体perplexityと同じ回答ですね。では最後にGoogle大先生に答えてもらいましょう。

やはりGoogle先生はさすがです。一番しっくりくる答えですね。まあGoogleは人間が書いたものをそのまま表示しているので、しっくりくるのは当たり前ですが、こうやって見てみると、AIは調べものにはまだ向いていないのかな。情報の加工の方が得意なのかもしれませんね。

とは言え、昭和になってから作られるようになったとか、麺が垂直に落ちていくさまが、とか、それはそれでしっくりきすぎて怪しいかなという懸念もあります。結局最後は自分が納得するかしないかなんでしょうね。哲学の世界。

さてさてもう一つ疑問に思った事を調べてみる。石原さとみがNHKでやってるトリセツショーという番組に、沖縄の「からそば」なるものが出てきたので、これは沖縄そばとどう違うのかが気になった。沖縄そばは支那そばがルーツになっているらしいので、支那そばとからそばの違いを聞いてみた。

麺線という単語が出てきた。これを調べてみると、麺線というのは台湾の料理らしい。

あれれと思って再度ChatGPTに聞いてみる。

ChatGPTはかたくなに沖縄オリジナルを主張。結局謎は深まるばかり。更に調べると、、

塩などを絡めて常温で食べるとの情報も出てきた。これだと漢字が、唐そばという可能性と空そばと書く可能性も出てきた。

という訳で、インターネットやAIは、あくまでダーツの旅的なものなのだなと思った。ダーツの旅でいわゆる「インターネット村」を訪れて、そこで村人達に訪ね歩いてまわっているに過ぎないのだ。みんながなんとなく知っている情報はある程度正確に答えられるけど、ほんの一握りの人しか知らない専門的な知識やマイナー情報はネットやAIが答える事は現時点では難しいのだろう。日本のネット普及率が50%越えたのが2002年ごろと言われているので、それより前へ戻る事ができないタイムマシンのようなもの?残念ながら今の技術をもってしてでも、50年以上前のことを正確に知るには難しいのである。

とはいえ日本人のみならず世界中の80億の人達がこのAIという技術にアクセスすると、もはやとんでもなく予想不可能なことになり得る。クリエイティブな仕事だけが残ると当たり前のように言われていたにも関わらず、クリエイティブな仕事が真っ先に奪われてしまう世の中になった。これだけでもほんとに何が起こるか分かったもんじゃない。

こうなってくるともはや、文章を書いたり絵を描いたり写真や動画を撮ったりするということは、チェスのAIに素人がチェス試合を挑んでいるようなものになってしまって、そういう行為はもはやビジネスでは無くなり、本当に趣味とか修行の域になってくる。そのうち仕事そのものも趣味とか修行の域になってくる。

だがしかし、こと日本に於いては現状を鑑みる限り、幸か不幸かAIを導入する時間的余裕も知識もお金も人的リソースもないので、AI導入は相当ゆるやかになるでしょうとChatGPTが言っていた。スーパーやコンビニのセルフレジを見ても分かるように、機械ができるという事実とそれを大衆が使うのかと言う事はまた別の次元のような気がします。このゆるやかなる時間の隙に、是非AIには考えつかないものすごい事をあれやこれやと勉強したいものですね。

まあ初期の頃は優秀な人材が揃っている組織や会社しかAIの導入は進まないでしょうね。FAXが現役で、さらにFAXの送信を電話で確認している国に、果たしてAIという最先端技術を使いこなす事はできるでしょうか。少し難しい気もしますが、なるべく他国に取り残されないようにしたいものですね。

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