2021年3月13日よりついに満を持してスタートしたタッチでエキナカ。入場券を買わずして交通系ICカードのみで改札口の中に入場&退場できるというサービス。でもこれを定期券区間内の駅で入って、そのまま同じ駅で出たらどうなるんだ?お金がかかる?かからない?今日はそこんところを色々調べてみました。
まずは乗車券(定期券)と入場券の違いについて↓
しかしこれを厳密に区別してしまうとこういうこと↓が起こってしまう訳です。
まあ実際はバトルまで行くケースは希で、黙認&温情でお金かからずに出して貰えてたケースがほとんどみたいでしたが、このような状態だと駅員によって対応が違ったり、そもそもこういう客に毎回毎回リソースを割かねばならないという非効率な状態だったわけです。それをシステム的に少しでも効率化しようというなかなかグッドな試みがタッチでエキナカなんですね~。
では本題の定期券内での利用ですが、なんとこうらしい↓です
元々から定期券で入場券代用とすることは「制度上はできない」けど、「自動改札機の挙動上できてしまう」というのが現実。
またタッチでエキナカは定期券区間内では利用できないとあるので、おそらく今後も定期券で入場券代用することが「できてしまう」状況は続く(やっても140円引き落とされない)— まー (@mt125cf) March 8, 2021
本日からタッチでエキナカがスタートですが「定期券では結局どうなるのか」という疑問が話題になってたので早速東京駅で試してみました
結論から言うと通り抜けても入場料は引き落とされませんでした。従来通り「制度上は入場料必要なのに定期券では引き落とされずに出れてしまう」状態が続いてる模様 pic.twitter.com/TyxqbuYn3p
— まー (@mt125cf) March 13, 2021
乗車券と入場券の違いから鑑みると、「制度上はできない」けど「仕組み上はできる」というなんとも技術立国的に考えて残念な状態になってしまっているようですね。いわゆる例えば降車駅を乗り過ごしたとして、折り返したところの駅の改札は本来であれば出なければなりませんが、律儀にそんなことをやっている人はいないという状況に近しいものを感じますよ。
まあこういった混乱が生じるのは、JRの公式発表を見るとよく分かりますよ↓
・タッチでエキナカを利用できない→お金がかからない。
・利用できる→お金がかかる。
という具合に、言葉の綾で利用者を混乱させてあわよくば少しでも入場料をとろうという姿勢を感じますよ。。
まあゆくゆくはシステムのアップデートとかで、定期券区間内であっても入場料が引かれる可能性は大いにありますが、開発スピードから察するに数年は入場料が発生せずに通り抜けやトイレの利用ができるものと考えて良さそうです。
ただ、実際そうやって最初に利用者に定期券Suicaでの入場は無料というしくみをすり込んでおいて、あとからひっそりと140円さっ引くような仕様にもっていくとこまで考えてたとしたら相等にいやらしいですけどね