びわ湖の花火大会が、高いフェンスを立てて目隠しをして、お金を払わない人達に花火を見せないというニュースが取り上げられてましたね。
これと同様に、最近SNSのエックス(旧ツイッター)でも、無料会員はフォローしている人の過去のツイートやつぶやきが見れなくなり、下へスクロールしようにもスクロールができず、読み込みができなくなって止まり、最新の10ツイート(10ポスト)程度しか表示されなくなってしまいました。
昔のツイートを読みたくば、カネカネカネェ~!という訳なのです。直近10ツイート程度のみの表示というのは、多分ブログの1記事にも満たない文章量ですよね。まさかまさかこの令和の先端テクノロジーを用いたメディアが、江戸時代の新聞程度の情報量になってしまった訳です。こんなのが世界を代表するSNSとはお笑いぐさです。
なお、現時点では検索対象は過去ツイートも対象になっています。何かの特定キーワードで検索をすると、そのキーワードを含むツイートが単体で引っかかりますが、過去のツイート全体を俯瞰して見ることは(アプリでは)できなくなっています。
そんなXですが、この制限を回避して、過去のツイートを見る方法があります。それは、ChromeやSafariなどのインターネットブラウザアプリ側(もしくはパソコンのブラウザ)でXの個別アカウントを表示させるというものです。
ネイティブアプリを使ったほうが低性能になるって、ツッコミどころ満載ですが、まあとりあえず例としてイーロン・マスクのアカウントで過去ツイートを表示させてみましょう。
まず、右上に表示されている、串団子状のボタンをタップします。
すると、色々とメニューが表示されるので、該当するアカウントを共有する、をタップ。
そしたら、共有に関するメニューが出てくるので、「プロフィールのリンクをコピー」をタップ。
これで任意のアカウントへのリンクがコピーされたので、あとはブラウザアプリにペーストすれば、過去のツイートを読む事ができます。
しかし、一時はこういったブラウザ上で見る方法でさえも制限されていたので、エックスが今後どの様に変容していくかは分かりません。(この記事は2023年8月14日投稿)。
その昔、100年使えると謳ってスタートしたau oneメールのサービスもたった4年で終了したことを覚えています。IT技術は一見堅牢で信頼性の高い保存場所のように錯覚してしまいがちですが、その実、意外ともろいのかもしれません。
旧Twitterは、もはや日本のインフラと言っても過言ではなかったため、インフラを海外の一企業に頼った状態だと、気付かないところで瞬く間にこんなにもいじくり回されてしまうということですね。まだこれがSNSだから良いですが、これが食料供給であったりエネルギー問題だったりしたら生活していけない事態になるかもしれません。生き残っていくためには、批判されようが結局は頭を使って仕組みや物事を作っていかなければならないのです。
2023年12月24日、追記:
2023年の12月後半頃から、本記事で取り上げた、過去ツイート読み込めない問題は解消したようです。良かった良かった。