本日2022年6月8日、いきなりThunderbirdにて複数のgmailアカウントでメールが受信できなくなったという事象が発生した。そういえば先月の5月にこういった通知がGoogleから来ていたのをふと思い出した。
6月1日以降も普通にログイン&メーラーでの受信が出来ていたので、なーんだ、影響無いじゃんと思っていたのだが、6月8日になって急に受信できなくなったので、恐らくGoogle側で順次対象のアカウントを広げて行っているのだろう。出てきたエラーメッセージの種類は下記の通り。
・ユーザー○○@gmail.com のパスワードを送信できませんでした。メールサーバーpop.googlemail.comからの応答: Username and password not accepted.
・ユーザー○○@gmail.com でサーバー pop.googlemail.com へのログインに失敗しました。
・ユーザー○○@gmail.com でサーバー imap.googlemail.com へのログインに失敗しました。
・アカウントからの警告: Application-specific password required https://xxx Failure
まあ通知の通り、メール関係の通信のセキュリティレベルをGoogleが上げたのだろう。通知の内容を見ると「OAuth2.0などの安全な技術を使用してログインする必要があります」と書かれているが、自分はその部分を読み飛ばしていたので、二段階認証と、アプリパスワードを生成することでこの問題を解決した。
二段階認証とかを設定するためには、当然Googleアカウントの設定ページに行かないとならない。こちらである。
アカウント設定ページへログインしたら、左側に「セキュリティ」という項目があるので、それをクリック。セキュリティ設定画面を下にスクロールすると「2段階プロセス」という項目があるので、まずはこれをオンにしないとアプリパスワードを生成できないので、2段階プロセスをオンにする必要がある。
2段階プロセスとは、スマホのショートメール機能を使ってアカウントにログインする仕組みだ。一昔前は、ネットのサービスに自分の電話番号を入力するなんて気持ち悪いという風潮だったが、今やそれがスタンダードになりつつあるので気持ち悪いとか言っていられない。スマホ電話番号入力→ショートメールに番号が届く→届いた番号を入力、これで2段階プロセスがオンになる。
2段階プロセスをオンにしたら、アプリパスワードが生成できるようになるので、アプリパスワードの欄をクリック。すると、プルタブで選択する箇所が2つあるので、
まあ適当にこんな感じで「メール」「Windowsパソコン」を選んで「生成」ボタンを押す。
すると、アルファベット16文字のパスワードが生成されるので、この16文字のパスワードをThunderbirdやOutlookなどのメールソフトに設定してあった元々のパスワードに上書きする。そうすると送受信がきちんと行えるようになる。これで一件落着だ。
セキュリティ強化のためとはいえ、いやはやメールソフトに設定してあるパスワードをGoogle側が作ったものに変更しないとならないとはまさか思わなんだ。
因みにThunderbirdは常にアップデートされているので、OAuth2.0方式での送受信も対応している。サンダーバードでのOAuth2.0方式を使っての送受信設定方法はここでは解説しないが、他のサイトで色々と解説してあるはずなのでググってみてくれ。
Googleからの通知を読むとOutlookは2019以降のバージョンでないとOAuth2.0に対応していないように見えるが。。まあ対応していない場合でも、上記のアプリパスワード生成でなんとかなる可能性が高い!是非チャレンジしてみて下さい!