日中や夕方にエアコンを稼働させている時は問題なく室内が暖まるのに、深夜0時頃から朝方にかけてエアコンが音を出して頻繁に止まったり、暖かい空気が出てこなくなってしまうという現象が起こるということを、この記事を読まれている夜型生活の皆さんはなんとなくお気づきになっているのではないでしょうか。
自分も、仕事で夜勤があるので、上記の時間帯に於いてエアコンの動作がおかしく、酷い場合はカビとはまた別の臭い匂いなんかが排気口から出てきて、堪らずエアコンの電源を切ってしまうということもありました。
エアコンが止まる場合、大体シューシュー、パリパリ、コポコポなどの異音がすると思います。この事をネットで調べてみると、ドレンホース(排水ホース)から空気が入ったときに聞こえる音、エアコン内部の配管に冷媒ガスが流れている音など、機構についてはあれやこれやと出てきますが、何故それが起こるのかという情報はあまり見当たりませんでした。
実はこれは、霜取り運転という、エアコンに標準搭載された機能が動作する時のもののようです。霜取り運転とは、室外機に溜まった水分が凍り付かないよう、室外機に熱を発生させて凍り付きを防止する機能です。
これが、外の気温が低いと頻繁に起こってしまい、霜取り運転をしている間は暖房が効かないので、部屋が寒くなってしまうのです。長年夜勤生活をしているからこれだけは自信を持って言えますが、エアコンは明らかに夜型生活には向かない暖房器具です。
異音は霜取り運転だから問題ないとほとんどのサイトで書かれていますが、これは標準的な使い方をしている時の霜取り運転であって、1日に何回も何回も霜取り運転が行われるような使い方だと、故障率はかなり高まると思います。
自分はこれに気付いてから、面倒くさいですが灯油式のヒーターに変えました。メーカーによっては、少々値が張りますが寒冷地方用のエアコンを出しているところもあります。まあそういう機種が出てること自体、深夜にエアコンが使えないことの証明でもありますよね。学生時代は当然、日中中心の生活をしていたので夜にエアコンが効かなくなるなんて知りませんでしたね。