先日、母が使っているiPadにメモ的なメール文を送信したところ、MAILER-DAEMON様からFailure Noticeのお叱りでメールが戻ってくるという現象があることが分かった。今日はこれについて分析。
返ってきたメールの中身はこうだ。原因が先頭に記載してある。
Sorry, we were unable to deliver your message to the following address.
Remote host said: 554 5.7.1 [CS01] Message rejected due to local policy. Please visit https://support.apple.com/en-us/HT204137
これは何を言っているのかというと、
「われら誇り高きアップルのメールサーバーに、RFCに準拠してねえ汚ねえメール送りつけてんぢゃねー!」
ということらしいのである。知らんけど。
つまりはYahoo!mailのyahoo.co.jpドメインは日本のものであるからして、恐らくアメリカのほうのサービスであるAppleのドメイン、いわゆる@icloud.comだの@me.comだの@mac.comとは若干相性が悪いというか、かみ合わせが良くないっぽいのだ。
その証拠に、Gmailから送ると難なく届いた。今回のこのメールが送れないという現象は、outlook2016からYahooのアドレスを送信元にしたメールをiPad(icloud.com)へ送った時に発生した。Thunderbirdではこれも難なく送れた。ということはoutlookがなんらかのけしからぬことをしている可能性が高い。
試しにブラウザでYahoo!のウェブ版のメールにログインし、ブラウザ側からiPadへ送ってみた。するとそのメールはiPadの迷惑メールフォルダへ届いた。なので、迷惑メールフォルダに届いたメールをiPadの操作で受信メールフォルダへ移動した(こうすることで、届いたメールが迷惑メールでないことを学習させる)。こうすることで、その後はoutlookから送信しても普通にiPadの受信メールフォルダにメールを届けることができた。
つまりまとめると、
web版のメール送信画面から(chromeなどのブラウザで)メールを送信する
↓
iPhone(またはiPad)の迷惑メールフォルダを確認し、迷惑メールフォルダに届いていればそれを(編集ボタン→移動したいメールを選択→移動ボタン→移動先を選択)受信メールフォルダへ移動させる。
という送信側と受信側での手間が発生してしまうことになっている(2021年2月現在)。なおこれはデフォルトのAppleのメールアプリで発生した現象。Gmailのアプリではこういうことは起こってない。当然ながらこういった、迷惑メールフォルダへメールが入ってしまうと言う現象はドコモ(docomo.ne.jp)やau(ezweb.ne.jp)やソフトバンク(softbank.ne.jp)でも同様のことが起こりうる可能性は大いにある。