集英社のwebサイトで書かれている、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」というルポを最近個人的に楽しみしています。
ネット明瞭期の2000年代は、ぶっちゃけ中古本がよりどりみどりでした。どんな本でも500円以下でゲットできて、自分のような貧乏人には本当に重宝したものです。
しかし今となっては…。定価に近い値段でも、少しマイナーな本となってしまえばメルカリで見つけるのは苦労するようになってしまいましたね。
そんな中で、自分が少し前に考えてやっていたのは、本を「再製本」にしたらどうか?という副業です。
職場で、製本作業をすることがたまにあるので、製本という概念があったのと、本が好きでネットで中古本をよく買っていると、「裁断済み」という類の本が売られていることに気付くのです。
なんかこの裁断済みの本って、せっかく本になったのにバラバラにされて、可哀想だなあ。スキャンされたら捨てられちゃうのかなあ。という想いがこみ上げてきたので、自分のこの製本概念を以てして再生(復活)してあげれば、本も救えるしあわよくばお金になる!とのことで始めました。
やり方を軽くネットで調べると、製本には「とじた君」という素晴らしいマシーンがあると言うことを知りまして、これを使うことにしました。
で、結果はというと、大失敗で、大赤字でした。敗因の1つに、とじた君で使う専用カバーが高かった、ということもありますが、何より再製本は中古本と見た目が若干変わってしまうので、ネットで売ろうとしたときに、いわゆる「誰かが1口かじったドーナッツ」のような印象の写真になってしまったのです。
例えばケーキを買うとき、祝い物なのでやっぱ見た目や形って重要視するじゃないですか。思いっきりへこんでいたり、ぐちゃぐちゃになっているケーキに、「いやでも原材料は同じだし味も同じだよ?」と言われても買う気にならないじゃないですか。
本って情報だけが詰まっているんじゃなくて、そういう商品なんだなあと失敗してみて感じました。
まあ医療系の高額な書籍とか、国家資格の過去問とかだったらワンチャンあるかも?まあ気になる人がいたら是非挑戦してみて下さい。