バッドエンド、ハッピーエンド、真のエンディングについて

この作品をプレイしていて、初回のプレイだとなかなか自分の思った通りの結末にならないとお悩みの人もいるかも知れません。

人気漫画、進撃の巨人で、このような名言があります。

「何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人はきっと…大事なものを捨てることができる人だ」

この作品にはいわゆる「ゲームオーバー」がありません。どんな選択肢をとろうとも、エンドクレジットに辿り着きます。ある意味でこれはもうゲームではありません。あなたの脳内で再生されている「お話し」であろうとも、再生されているのは事実なので、ほぼ現実であると捉えても良いと思います。

現実では全てが丸く収まる、完璧にこなせるということはありませんよね。ここは良かったけどここはダメだったなあという事がほとんどです。デトロイトビカムヒューマンのプレイが例え悪い結果になろうとも、それはあなたが紡ぎ出した世界で一つだけの出来事なのです。日本人的な時代遅れの感性でゲームを捉えると、全てイベントを完璧に終わらせねばならないという脅迫めいたものを感じている人もいるかもしれませんが、うまくいかずに終わっても、その事実を愛してあげて欲しいと思います。

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