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firefox最後の砦、アドオンが使えなくなった事故がガチでヤバい件について

2019年5月4日午前、Firefoxのadd-on、拡張機能が急に使えなくなり、アドオンマネージャーの「未サポート>旧式の拡張機能」に「○○はFirefoxでの使用が検証できないため無効化されています」といった内容のエラーが表示され、一部の拡張機能が利用できなくて困っているユーザーが多く発生しているようです。

これは自身のローカル環境に要因があるという訳では無く、firefoxが通信を行っている中央サーバーに原因があるとみられています。

ネットで色々と修正、改修方法を検索してみると、さすがはグーグル先生と言ったところで、あれよあれよという間に修正方法(バグのパッチ)を適用することが出来ました。

ですが、問題はもう一つあると思ってます。それは、firefoxは実は2種類あり、ネットで探せる情報は当然新しいバージョン、firefox quantumと言うバージョン57より上のものがほとんどでした。自分は昔のアドオンを使い続けたいがために、quantumとquantum以前の古いバージョン54の旧式のfirefoxを併用して使っていましたが、同じ修正対応をこの新旧2種類のfirefoxに施したところ、(2019年5月6日時点で)quantumのほうしか治りませんでした。

というかそもそもquantum以前のものはUIが色々と異なるため、ネットで情報を調べても「Firefoxが技術的な対話データを Mozzila へ送信することを許可する」だの「Firefoxに調査のインストールと実行を許可する」といったチェックボタンは無いのです。あと「about:studiesと入力すれば~」などとも書かれていましたがこれを打ち込んでも旧バージョンでは表示されませんでした。

使い慣れたアドオンをずっと使いたいと言うことで、quantumへアップデートしないユーザーもまだ大勢いると思いますが、もしこのままバグの対応がquantum側でしか行われないとなると、それらの粛々と旧版を使ってきたユーザーを全てバッサリ切ることになってしまいます。

また、ゴールデンウィーク中の事故というのもあり、その企業専用で作られたアドオンが連休明けになって動かない!どうしてだ!?みたいな事態になった時のために早急にこの記事を書くことにしました。

旧版のfirefoxはこちらのページに書かれている、4番と6番を行うことで無事アドオンを復旧させることができました。順番は4→6です。記事中に書かれているドロップするという意味は、firefoxが起動しているブラウザの画面に、直接ファイルをマウスでドラッグ&ドロップするという意味です。※対応はご自身の責任で。

あと、念のためquantumのほうのパッチファイルの場所も書いておきます。こちらのページにあるファイルをfirefoxにドラッグ&ドロップで解決できます。パッチファイルは旧版のfirefoxにも普通に入りますが、それで何も起きなければやはり上記の4と6を試すしか無いでしょう。

ただ、今回の改修対応は、普通にパソコンを使っているユーザーには少々敷居が高く、直せなくなったというユーザーも大量に出てくるのでは無いでしょうか。quantumであればまあ直せると思いますが、クオンタムもクォンタムで、日本ではまだFLASHを使ったサイトとか、FLASH時代によく使われていた動画形式のファイルを置いてあるサイトがまだ多く、そういったサイトを読み込むとquantumであってもフリーズすることが多々あるため便利かと聞かれれば微妙で、今回の事件は本当にブラウザの移行を決断するタイミングなのかもしれません。

ある意味firefoxの歴史はアドオンの歴史と言っても過言ではないですが、自身の強みであり守ってきてくれたアドオンの重要性に気付かず、軽視を続けたため最後は自壊するはめになってしまいましたね。今話題になっている人手不足倒産に通ずるものを感じました。

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