Appleの製品、いわゆるiPhoneやiPadと言えば、ディスプレイ上に表示される文字が綺麗で美しいことに特徴と定評があるでしょう。スティーブジョブスがタイポグラフィーやカリグラフィーを学び、それがMacTypeなどのフォントの綺麗さに反映されているそうです。
はてさてこの文字の美しさを、Windows10やWindows11などのMicrosoft系OSでも使用、表示させることはできるのでしょうか?結論から言うとできます。正にその名の通り、MacTypeという海外雄志の方々が作ったフリーソフトがあるからです(MacTrayとも表記されるようだ)。これを使えば、Windows上でもiPhoneやiPadのような読みやすいテキスト文字の滑らかさで表示することが可能なのです。
フリーソフトとしてのMacTypeの使用方法と設定方法については→こちらのサイトを参照してください。
しかし難点が1つ。。なんとこのソフトをインストールしても、Chromeブラウザには反映されないのです。パソコンというものは言うなればほとんどがネットの時間ですから、これをギザギザの読みにくい文字、汚らしい文字表示で読まなければならないのは苦痛、、これは困ったものですよねえ。
しかしご安心ください。WindowsのChromeブラウザであっても、どうにかこうにかMAC製品っぽい文字表示をするフォントに持っていくことはできます。
では設定方法を順々に見ていきましょう。
まず、Chromeブラウザの左上にある串団子のようなボタン
するとコンテクストメニューがいくつか出てきますので、「設定」をクリックします。
Chromeの設定画面が出ますので、その中から(右側に表示されているリストの中から)「デザイン」をクリックします。
次に「フォントをカスタマイズ」をクリックします。
これでフォントのカスタマイズ画面に辿り着きました。
この、フォントのカスタマイズ画面では、「標準フォント」「Serifフォント」「Sans Serifフォント」「固定幅フォント」「数字フォント」という5種類のフォント表示を設定、変更できるのですが、このうちの数字フォント以外のフォントを「MS Gothic」に変更して下さい。
変更したらChromeを一旦、×ボタンで閉じて、ブラウザを再起動します。そうすると文字の表示がマックっぽくなっているはずです。いかがでしょうか。(Xなど、特定のサイトではブラウザ側で設定したフォントが有効にならない場合もあるようです。)
さらにもう一振りスパイスを加えたいのなら、「滑らかな日本語フォント化」というChromeの拡張機能もあるので、これもついでに入れておけばバッチグーです。
ひとつ注意点として、Chromeブラウザのアップデートがあったときに、フォントの設定がNoto sansへ戻ってしまうことがあるので、フォントの表示がおかしいな、見づらくなったな、なぜか文字の表示が変わって汚くなったなと思ったら、再度上記の設定画面へ行って設定をし直してみてくださいね。
あと、必ずしもMS Gothicフォントでなくとも、Meiryoとかご自身でお気に入りのフォントを探して試してみてもいいんですよ。それでは快適なネットライフをお過ごしくださいませ!