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関東の高野山と名高い、東京は足立区の西新井大師に行ってきた!

西新井大師に行ってきました。總持寺とも言うらしいです。今回行ったのは二回目。一番初めは2022年の8月に行きました。2022年に行ったときはそれほど暑くなかったので結構人がいましたが、昨日行ったときは平日でまだ暑かったので、参拝客はまばらでした。

今回、暑さを予想して行ったので、帽子を被って行きました。確かに日差しを避けることはできましたが、つばのせいで西新井大師の大きなご本堂を(初めて行ったときよりかは)感じる事ができなかったと思います。一長一短ってやつですね。

今回初めて、境内内にある四国八十八箇所お砂踏み霊場を一周すると良いということを発見しました。日差しがまぶしく、あまり説明書きを読まずに一周したところ、家に帰ってきて反時計回りに回ってしまったことに気付きました。(通常のお遍路の回り方は時計回り)

そこで慌ててネットで、逆に回るとどうなるか調べましたが、時計回りで回ることを「順打ち」、反時計回りを「逆打ち」と言うらしく、逆打ちで回ったからと行ってこれといって縁起が悪いとかそういうことは無いみたいなので安心しました。

むしろうるう年の時は逆打ちが推奨されているようです。なんと今年はうるう年!無意識で逆打ちをしたことになります。これは今年の後半は何か良いことがありそう!?

 

西新井大師参拝を終えた後、大宮駅にある西安料理店に行くと決めていました。西安に住む友達が「羊肉泡馍(ヤンロウパオモウ)」の写真を送ってきてて、どうしてもこの料理が食べたかったのです。

考えてみりゃあ西新井大師の後に西安料理なんて、気分はさしずめ遣唐使。我ながらなんと情緒のある遠出かと自画自賛でうきうきだった訳です。

さっそく羊肉泡馍を注文。すると数分待ったら白いパンを渡されました。え?僕の中国語の発音が悪かったから間違って伝わってしまったのだろうか。もっと中国語っぽい発音で「ヤンルォウパーォムォォ~」と言い直すべきか?

いや待て、この白いパンには見覚えがある。こちとら生粋の西安っ子が友人にいるのですよ。なめないで下さい。この白いパンは肉夾馍(ロージャーモー)に違いないと頭が超高速回転。

「すみません、ロージャーモーは頼んでないのですが」

と言ったところ、

「これは羊肉泡馍の材料です。ご自身でちぎってください」

と言われました。マジ!?な、なんと!セルフ方式の料理だったの!?これは全く知らなかった。意表を突かれた。

言われるがままにちぎり始めるが、この白いパンがくそ熱い!これではパンがちぎれる前に僕の指がちぎれる!

水を注いだコップに触れながらなんとかちぎり終えて店員さんに渡したところ、ちぎり方がでかすぎてこれだとちゃんとした羊肉泡馍にならない。もう少し小さくちぎってと再提出を要求される。

さらに熱さに耐えてちぎるわちぎる!なんというスパルタ。もはや西安料理ではなくスパルタ料理なのでは。

と、そんなこんなのやり取りがあって無事に完成しました。

自分で作った感のある料理、とても美味しかったです。きっと空海も唐でこういうやりとりをしたのかもしれません。デジタル情報だけで知っているのと、経験をするのってやはり大きく違うのですね。そんなことを空海さんに教えられたような気がした一日でした。

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