IT号外

できるだけ多くのコンテンツを迅速に楽しむための、自分が考え出した50%ルールについて

多くの人が既に感じている通り、現代はコンテンツ過多の時代になってしまっていますよね。上司からこの自己啓発書がお勧めだと言われればつまらなそうだと思っても仕方なく読み、同僚や友人からはお勧め漫画や映画やアニメなどが雨あられのように日常的に降り注がれ、お子さんがいればパパこのYouTube見てみて、ママこれ一緒見ようなどと、一見するとコンテンツを押しつけ合ってのマウンティング取りともとれるような状態になってしまっています。

そんな情報過多な時代にあって、学生時代から比較的多くのコンテンツに触れてきた自分が、長年かけて編み出したコンテンツとのうまい付き合い方を今日はレクチャーしようと思います。

それは、「50%ルール(ごじゅっぱーせんとルール)」と自分で名付けた手法です。

このルールはすごく簡単で、作品の半分まで見てもほとんど自分が面白みを感じられなかったり、眠くなってきてしまったら半分まで見た時点で視聴や読書を思い切ってやめるというものです。映画通の人は映画館でやってたりする人もいますね。

こう言うと、せっかくお金を払ったんだから最後まで見たい、読まなきゃ損だよと思うかもしれませんが、自分的に言わせてもらえれば、「貴重な対価を払ったにも関わらず、作品の途中に至るまで面白みを感じさせない作品は、作品として失格である」ということなのです。まあ失格は少し言いすぎであるにせよ、自分の過去や未来に対してフックが無かった作品である可能性が高いわけです。

てな訳で途中でやめてしまってOKなんですが、この50%ルールのすごいところは、途中で見るのを中止してもストーリーのラストまで追えると言う点です。なぜなら、半分まで見ていれば大体登場人物が出揃っていますから、ネットで作品名とあらすじ(または作品名とネタバレ)とかのキーワードで検索すれば、その作品のあらすじに付け加え、ご丁寧にもご自身の解説まで添えられているサイトがわんさか出てきますので、そのサイトに書かれていることがすんなり頭に入ってくるのです。

さらに言うと、万が一この50%ルール+ネット上のあらすじ解説を読んでもうまく内容が理解できなかったとしても、人が生きていく上で大切な情報は、論語しかり仏教しかりで「必ず世の中を回遊する」ので、別に1つのコンテンツでその全てを味わい尽くそうとしなくてもいいのです。生きてさえいれば必ずどこかで、そのコンテンツの作者が言いたかったことにぶち当たりますから。

これは、ゲームやラノベ、ポエム、昔の小説や文学や古典などコンテンツ全てに当てはまるものだと考えています。つまらない、飽きた、眠くなるなど感じている人がいたら、是非この50%ルールを実践してみて下さい。

 

モバイルバージョンを終了