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自分の身に何かあった時は、自身が運営中のホームページやブログにもダメージが及ぶことについて考えた。

投稿日:2021-09-29 更新日:

なぜ貴重な情報が書いてあるサイトが次々と消えて閉鎖してしまうのか。そんなことが漠然と頭をよぎり、そのことについて考えてみた。そして、自分の身に何か起きた場合、このサイトはどうなってしまうのだろうと想像してみた。

レンタルサーバーや独自ドメインの支払い方法は大きく二種類あって、クレジットカード払い(またはVISAデビットやJCBデビットなどのデビットカード払い)と、振り込みやコンビニ払いペイジー(Pay-easy)など、いちいち手動でお金を払うやり方だ。前者の場合は支払いを自動更新設定にしておけば特に自分が何かをやらなくても支払いがずっと続くのに対し、後者は毎回何らかのアクションが必要になってくる。

こうしてみるとクレジットカード払いにしておけば、webサイトやブログが自分の死後もずっと存続して、現存している人達に良い影響を与え続けてくれるものだと一見するとそう捉えることができる。

しかし、クレジットカード(またはVISAデビットカード)には有効期限というものが付いていて、それを過ぎると新しいカードが家に郵送されてくる訳である。その郵送されてきたカードを家族、親族が受け取った場合、そのカードがなんの支払いに使われているものかわざわざ調べたりはしないので、悪気無く解約されてしまう。結果、レンタルサーバーの解約&ウェブサイト消滅に繋がる。

対して、銀行振り込みやコンビニ払いなどは、死んでしまえば当然行うことができない。

銀行振り込みでの支払いは多くの会社が対応しているが、銀行引き落としはまだ少ないというのが実状だ。なので、このインターネット社会を守るためには、多くのレンタルサーバー会社が「口座からの引き落とし(または口座振替)」という支払い方法に早く対応して欲しいのだと主張したい。

紙に書くよりネットに書く方が、情報が保存される期間が短いという、なぜかテクノロジーが逆行してしまっているのだ。

かといってhatenaブログやアメーバブログ等の無料ブログへ移行、記事転載を試みてしまうと、必然的にドメインが変わるため検索したときに(有料で作成していたときよりも)かなり後ろの方のページに押し込まれてしまう。元から無料サービスを使っていて、それが検索エンジンから高く評価されているURLなら大きな問題は無いと思うが、そうでないなら何らかの方法でドメインパワーを守らなくてはならない。レンサバならまだしも、ドメイン代も合わせて銀行振替可能というのはかなりレアだろう。

この問題を解決して、せっかく長年作ってきた情報の城を世の中にずっと有効活用させていくためには、現状、銀行振込で対応していくしか無いだろう。つまり信頼できる第三者によって定期的に振り込みの作業を継続していく必要があるのだ。よりよい情報を存続し、社会を良いものにするため、そんなサービスを提供したいと思った。

ついでに言うと、死後のアフィリエイト広告収入なども謎だ。広告収入は発生しているがそれを引き出す人がいないとその収益はどうなるんだろう。その額を途上国とかの寄付に回せればなかなか良い感じなのになあと思った。

2021年12月28日追記

上記の記事執筆からまたあれこれと考えてみたが、やはり電気水道ガスなどの公共料金の引き落としだけにしか対応しないのは不自然だなあという感想は変わらない。なぜなら「情報」だって立派な生活インフラだからだ。これはソフト軽視の日本らしいしくみだと言える。

yahooジオシティーズやNAVERまとめが消滅してどれだけ日本の生産性が落ちただろうか。目に見えないから恐ろしい。

昨今ではオープンバンキング決済なるものが発達してきているようである。なにも、こういった定期決済サービスの継続、永続問題はwebサイトに限ったことでは無く、他にもありとあらゆる場面で起こってくる問題だろう。

1つの解決策として思ったのは、シンプルにクレジットカードの更新時の送り先を変更してしまうことである。クレジットカードという目に見える現物がトリガーとなって解約手続きが始まってしまうので、その現物が親族の目に触れなければ、サービスは続くことになる。

なので、誰にも知られない秘密のクレジットを一枚作成し、その更新時の送り先を僕の住所にすればいいということになる。

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