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最近世の中で流行りのダークモード機能の搭載について。優れているのはどっちのモード!?

最近は有名なアプリケーションなら標準でダークモード機能が付いているばかりか、iOSまたはAndroidというOS単位でダークモードを選択できるというのが普通になってきています。そもそもこれはなんのためにあるのでしょうか。ただ単に意識高い系オーラをまとったり、ダークな俺かっけーと言いたいが為の設定なのでしょうか。今日はそれについて話したいと思います。

まず、自分は基本ダークモードにしたい派です。そもそも論、生物の目という器官の基礎は深海でできあがったものです。真っ暗闇の中から、なんとなく淡くぼんやり漂うプランクトンを探すためのものだった訳です。なので、目の機構的に考えれば「黒背景に白い点」をゲットするという状態が一番目に合っている訳です。ドラクエのテキストエリアを思い出して貰うと分かる通り、ゲーム業界では文字を読ませる場合は黒字に白が常識です。ちょうどこんな感じですね↓

しかしながら、人が文字を使い始めるとそうは言っていられなくなりましたね。文字や絵を書く際に使用する塗料(木の実や葉っぱ)が、白い塗料よりも赤や青や黒のほうがずっと用意しやすかったわけです。そうなると必然的に文字や絵を描くところの背景はライト色(白地)になってきてしまいます。

あらあらこれは大変です。目の器官自体は黒地に白のものを何十万年も追いかけてきたのに、ここ最近になって、人がクリエイションしたものは白地に黒じゃないとねぇ~!などと勝手に脳が認識するようになりました。

こうなると結果的にどっちがいいとかどっちがカッコつけているとかそう言う問題では無く、ただ単に対象物を認識する際、その人の脳構造を優先するか目の機構を優先するかの話になってきますね。

まあ個人的には、文章を読むようなシーンに代表される、見る場所がある程度定まっているようなケースはダークモードで、下記の画像のような

設定画面とか検索結果とか、複数の選択肢の中から任意の箇所を選ばなくてはならないケースの時はライトモードのほうが優れているような気がします。まあこれは遷移する画面によってライトとダークを切り替えるようなUIにすると、逆にチカチカして良くないので、結局はライトかダークかのモードを潤沢に用意するしかないんですねえ。そんな感じでダークモードの普及を願っております。

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